血球貪食症候群、 親族の死。
叔父が、亡くなった。
40代半ばであった。
高熱で会社を休み、その6日目に容態が急変し、亡くなった。
最後は黄疸が出て、呼吸ができなくなり、7回目の心肺停止のあとだったそうだ。
突然の身内の死を受け入れられないまま、時間は経っていく。
ひとって、こんなにも儚いのだと、恐ろしく、悲しく、苦しい。
原因はまだ完全にはわかっていないが、
血球貪食症候群、とのこと。
解剖のあとわかったことだが、輸血された血は体に回ることなく体内を浸し、呼吸しても酸素は体には届けられず、大変苦しい最後だっただろうとのこと。
この病気に関してどんなに調べても、明確なものがあまりない。
遺伝も可能性はゼロでないそうで、私自身が年々白血球が減っており、口唇ヘルペスにもかかっているので、この病気の免疫不全、というワードが心にひっかかる。
はやくこの病気について、何か少しでも明らかになりますように。
そして、このような病気があるのだと、少しでも多くの人に理解してもらえますように。
死ぬつもりで休んだ訳ではなかった叔父、ようやく趣味を仕事にできたばかりの叔父。
どんなに虚しかったであろう。
私たち親族のように、急な別れに悲しむ人
が増えないことを、切に願う。